衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」の導入について
旭タンカー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 春山茂一、以下「旭タンカー」)とMarindows株式会社(本社:東京都中央区、CEO 末次康将、以下「Marindows」)は、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮川 潤一)が提供する衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business」(以下「Starlink」)を旭タンカーが保有管理する内航船全船に導入し、乗組員の福利厚生の向上とデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図る新たな取り組みを開始しました。既に内航タンカー「Sunny Dream」への導入を完了しており、残りの保有管理船への導入も順次進め、来月中には全船への導入が完了する見込みです。この革新的なプロジェクトにより乗組員の生活の質が向上し、業務のデジタル化が加速することが期待されます。
海運業界では船上生活環境の改善が重要な課題となっています。また、海運業界全体でのデジタル化の進展が求められています。旭タンカーとMarindowsは、Starlinkの低軌道衛星ネットワークを利用して、船上でのインターネット接続を強化し、以下の課題に応えることを目指します。
- 船上生活環境の改善:船上での自由なインターネットアクセスにより、乗組員が家族や友人と簡単に連絡を取ることができるほか、余暇時間にインターネット経由の娯楽なども可能となり、船上における生活の質が大幅に改善されます。
- DXおよび業務効率化:船舶の運航管理やデータ分析がリアルタイムで行えるようになり、業務の効率化と安全性の向上を図ることができます。デジタルツールやクラウドサービスの活用が進むことで、よりスマートな運航が実現します。
- 安全性の強化:緊急時の迅速な通信やデータ共有が可能となり、事故やトラブル時の対応能力が向上します。
今回のプロジェクトにおいて、Marindowsは、船舶へのデジタル機器の設置、ネットワークの最適化、そして業務のデジタル化推進を担当し、専門知識と経験によりプロジェクトを円滑に遂行します。また、旭タンカーは、Starlinkの導入により乗組員の福利厚生と業務のデジタル化を同時に進め、乗組員がより快適に働ける環境を提供し、海運業界のデジタル化を加速させます。
旭タンカーとMarindowsは、Starlinkの先進技術を活用し、デジタル技術の力で、より安全で効率的な海上運航を実現し、内航海運の喫緊の課題である乗組員の労務環境改善に取り組み、海運業界全体の成長を支援していきます。
旭タンカー株式会社 概要
代表者:代表取締役社長 春山茂一
本社所在地:東京都千代田区内幸町 1-2-2
HP:https://www.asahi-tanker.com/
事業内容:石油製品タンカーを中心に、内外航合計約150隻を運航する海運会社。内航事業は大手石油会社、商社向けの石油、化学品等の国内輸送を担い、外航事業は原油タンカー、ケミカルタンカー、プロダクトタンカーの運航をワールドワイドに展開しています。2022年3月に株式会社e5 ラボと協働し、世界初のピュアバッテリー電気推進タンカー「あさひ」が竣工、さらに同型の「あかり」も2023年3月に竣工し、安心と安全を届ける海運会社として地球環境や社会課題の解決に取り組んでいます。
Marindows株式会社 概要
代表者:CEO 末次康将
本社所在地:東京都中央区八重洲 2-1-1
事業内容:
- 内航業界が抱える3つの課題解決 『船員課題』『環境課題』『安全課題』
- 課題解決のための次世代ハイブリッドEV船DroneSHIP及びDroneSHIPを支える支援インフラの構築
- 海事産業と非海事産業の共創促進による新たな事業創出
メディアお問い合せ先
- 旭タンカー株式会社 国内事業第二部 事業開発チーム(E-mail: bizdev@asahi-t.co.jp)
- Marindows株式会社 ビジネス本部(E-mail: info@marindows.com)